ピンチを乗り切る言い訳の仕方

信頼回復への道

どうして上手な言い訳をしたいのかと言えば、それは相手との信頼関係を回復したいからです。そうした言い訳を伝えるタイミングというのはかなり重要で、そこを工夫すれば、ちょっと稚拙な言い訳だったとしても、相手の印象は相当に変わります。

 

あれこれと言い訳の仕方を考えるより、相手の感情の変化をうかがって、上手なタイミングを見計らうのが極意ということにもあります。そうなると、タイミングをどうやってうまく掴むかがポイントになってきます。

 

  • とにもかくにも最初に、いさぎよく謝ることです。「率直に謝罪の言葉を述べる」のは、何よりも相手の怒りを鎮めるのに効果があります。これをしないと、どんな上手い説明をしても言い逃れにとられてしまいます。
  • 関係修復を優先に考えるのなら、以後の状況説明のための下準備だと思って、とにかく最初は謝罪することに集中しましょう。たとえ相手が事実に反することで怒っているとしても、「それは違う!」と言う前に、いろいろご迷惑をかけたかもしれないことについて謝罪してしまうのです。これもテクニックだと思いましょう。こうすることで、特に親しい関係の相手には効果があるはずです。

 

親しい場合でも「心配をかけて申し訳ない」といった感じから入るといいでしょう。ビジネスでは「ご心配をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません」というようにビジネス語にして使いましょう。先に謝罪してしまえば、今度は許すか、許さないかには相手の度量が問われることになります。誠意をもって謝る人に、許さないというような態度をとる人はそうそういないのです。

 


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